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第2ボタン。
今度のお題は「卒業」「別れ」の思い出は?デス。


卒業式の思い出といったら中学の時ハナシ。

1年から3年生の卒業時までずっとクラスが一緒の男の子がいた。

入学式後、席も隣同士で、正直「うわ、ウチの従兄弟以外に(←ヤバい)
こんな顔のイイ男がいるだなんて…。」っと正直おびっくりしたホド
キラキラした綺麗な目と、整っていながらもワイルドな顔、
肌は小麦色、均整のとれた体と、今思い出しても中学生にしては
えっらいセクシーで不良っぽい男の子だった。




一瞬ホレそうにはなったものの、そんなセクシーなのに
やるコトがやけに子供っぽくてバカみたいだったので
思い直したアタクシ。


しかし、このAくん、おバカっぽいダケにやる事や話す事が
面白くてエネのツボにハマりまくり。2年になる頃にはすっかり
仲良しになっていた。そして仲良くなりスギて


A君=セクシーでカッコイイ

よりも

A君=ウケる。何でも話せるイイヤツ。

っと、心の中で変わっていた。



A君には2人の兄がいて、まん中のお兄ちゃんは2つ上で
前に書いたY先輩のお友達のS先輩。
上、中のお兄ちゃんは両方伝説になるホドの不良だったので
当然のごとく、A君もその道へ。
っとなるとY先輩やS先輩の後輩だった1コ上の先輩とA君は
仲がよろしいじゃないデスヵ。
アタクシも小雪ちゃんの権力を引きずっていたので、
A君も交えたりして、ちょろちょろ1個上の先輩とかと話すワケでぃすょ。



そんな中、アタクシ、A君を可愛がっている
笑顔が素敵なN先輩に惚れてしまったのデス!

こぉなったらガキんちょなアタクシのコトでぃすヵら
誰かにこの気持ちを話したくてタマリマセン。
ある日の放課後、A君をとっつかまえて

「あのね、エネ、N先輩好きなんだよねっ。」

っとイイマスと、A君が驚いた顔をして

「ぇー?マジで?あー、でもイイ男だよねN先輩。
エネが好きって言ってたって言ってやろうか?w」

っとか、からかいまじりで言うじゃアリマセンカ。

実の所アタクシのN先輩への『好き』は、ただ、
「好きなの!」っとキャーキャー騒ぎたいダケの『好き』
だったようで、即答で「ダメ!恥ずかしいからっ!」
っと照れながら答えた。


コレぞ望んでいた嬉しハズカシライフッ!


その日からA君や友達相手にN先輩ネタで
キャーキャー言って嬉しハズかし楽しい日々を過ごす。
(相変わらずマニアックな楽しみ方ね!!(;´д⊂))



そして迎えたバレンタインデー前々日!

A君が「N先輩にチョコやんの?」っと聞いて来た。
前にも書きました通り、暇人で体力のある中学時代のアタクシ。

エネ:「あげるよぉ〜♪今日材料買いに行くのw」

A君:「ナニそれ、手作り?」

エネ:「うん、手作り!(得意げ)」

A君:「ぇーwお前作れんの?w」

エネ:「んなっ!悪いケドウマいょ!」

A君:「じゃあ俺のも作ってよ。」

エネ:「ぇー、ヤダ。アンタいっぱい貰えるジャン。
    ってか、彼女いるジャン!」

A君:「N先輩だっていっぱい貰うジャン。
   ィィじゃ〜ん、エネの食ってみたい。」




そんなワケでA君のぶんもチョコを作る事になった。



手作りチョコ…。

チョコ・バーみたいのを作ろうと
チョコを湯せんにかけて溶かしてたアタクシは、
ナニを思ったのか、ちっこいハート型とか星型の
型流しチョコで、ココアや粉砂糖、
カラースプレーナドをまぶした上に、すみれの砂糖漬けや
ミモザをトッピングするチョコをイキナリ作りたくなり、
ソレ作りに変更する事に。

今思えばチョコそのまま溶かして厚みのある型になんざ
入れたらすげぃ硬いですよねぃ。生クリーム混ぜるとか
中にガナッシュ系とか入ろょ。ナドと思うんですが、
その頃はナニも思わず、溶かしたチョコを型に流し込み、
トッピングをして固めただけの簡単チョコを作成。
見た目美味しそうでキレイに出来たのでエネ、御満悦。
『A君も見直すに違いナィ!ぅひひ!』などと思いながら
キレイにラッピングする。


それをバレンタイン当日持って行ったんデス。学校に。

そしてN先輩に友達と一緒に「せんぱ〜い、コレどうぞぉ!」
ってな感じで青春大爆発的に渡しました。
(ってヵ、ソコらへんあんまり覚えてナイんですガ)
「おー、サンキューw」とか爽やかな笑顔で言って、たぶん、
持って帰ったと思われる。


そして放課後、A君に「約束のチョコぉ!」と言って渡した。

A君は「おっ!?ありがとーw」
っと言ってラッピングしたチョコのリボンをほどいてく。
包み紙もとり、箱をあけた状態で「食ってイイ?」と
言って来たので、「うん。」と言う。

「ウマいじゃん」っとチョコを食べているA君。
「先輩にはもうやったの?」と聞いて来たので
「あげたょ!(てへり)」っと照れながら言う。

しかし、A君食べる音がスゴイ。
ぼりんばりん音がスゴすぎるんデス。

もしゃ…ッと思い、「ちょっとエネも味見!」っと
1個口にしたらアナタッ!!





ナニコレ!?アゴ強化チョコ!?(;´д⊂)




モハヤ虐めに近い硬さのチョコ…。

歯が折れるヵと思うくらい硬いソレを、バリンバリン食べてるA君。



エネ:「ちょっと食べるのヤメなょぅ!ナンカ凄い硬くなぃ?
    味見なかったんだよねぃ、ごめん(;´д⊂)」

A君「そぉでもねぇよ?結構ウマい(ぼりんぼりん)」


「もぉ〜ぃぃよぅ〜食べないでょ〜」と必死に言ってるウチに
全部食べ終えたA君。イイヤツスギルゥ!

(でも原始人みたい…(;´д⊂))←ソレ作っちゃったクセに。




そして気付いた事が一つ。(イマサラ)



N先輩にもアゴ強化チョコあげちゃったジャン!(。・д・)ァゥァゥ



エネ:「どぉぉシヨゥ!硬いチョコ先輩にもあげちゃった!」

A君:「だいじょぶだよ、うまかったから。」

エネ:「ウソだもん!硬すぎてマズぃもん(;´д⊂)」

A君:「ホント、ウマかったから気にすんなっw」
っとキレイな笑顔を向けてエネの頭をくしゃくしゃと撫でた。


エネ心:『きゅん♥』


ハイ、ココでまだ恋愛経験の浅いアタクシは
そんな少女マンガみたいなシチュエーションに酔い
A君派へ傾いていったのデスッ!


エネ心:「ヤバい!ナンカえねったらA君が実は好きなの!?
チョコ作る時もA君にあげる事ばっかり考えてたし…
ィャィャありえん…仲イイ友達じゃないヵ!しかもきゃつは
彼女いるじゃナイヵ!
そんなかつての土居派渡辺派みたいなコト…………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………
…………………………エネなら十分あり得そう!(;´д⊂)




色々考えながら帰るとN先輩から電話があった。

N先輩:「今日チョコありがとな〜」

エネ:「あっ、でもスゴイ硬くなかったですヵ?」

N先輩:「硬かったかもwでも、超嬉しかったよw」

エネ:「じゃあ、よかったっすぅ(アハハ)」←モハヤどうでもイイらしい

エネ心:『A君はウソでもウマい言ってくれたもん!(;´д⊂)』

そんな失礼極まりないコトを思いつつナンカ喋って電話を切った。



そしてチョコあげちゃったからでしょうヵ、結構N先輩との
距離も縮まり、でもA君が気になりまくってたまらん!!
って頃にN先輩の卒業の日を迎えるコトになる。


式が終ると先輩とかのボタン貰いに行ったりするじゃないデスカ。

でも、アタクシったら、貰わないで校庭で仲良くしてもらっていた
先輩とかにお別れ言ってたんデス。
ちょっと離れたトコでN先輩は女の子にキャーキャー囲まれてマス。
A君も側にいて、他の先輩とかと話してたのでぃすが
ふといなくなったと思ったら、N先輩のトコロへ。

そして笑いながらちょろちょろ話してる様子。

少しして、


A君:「エネーーーーーーッ!!!」


と叫ぶ声。


エネ:「えー?」


A君:「ホラッ!!!(ポォォォォン)」


エネ:「キャー(ぺちんっ!ぽろんっ)」


ナニかを投げられたが、アタクシはニブイので、
肩あたりに当って落ちる。


足元に転がってるソレはN先輩の制服の第2ボタンだった。


エネ:「ナニッ?(何でこんなのくれるんだヨゥ!)」←ヒドい

A君:「お前N先輩の第2ボタン欲しいだろ?」

エネ:「…アハハありがとう」
(ぃゃん(;´д⊂)複雑ぅ…)


複雑な気持ちでもらった第2ボタン。


その後、N先輩が側に来て映画に誘ってくれた。
コレもまた複雑だが断る理由がなすぎてイクコトに。



そしてその1年後、A君とエネの涙の卒業式が待っていた…。
by ennenetv | 2005-03-09 03:20 | Ennene-tv
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